長く暗い廊下の突き当たりにある黒い扉。毎夜見る悪夢にうなされ、蚊帳の外に置かれていらだつハリー。そんなハリーをマグルの街中で吸魂鬼が襲う。なぜ吸魂鬼が街中に ...
ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団: 上卷
5年目の新学期。「組分け帽子」は魔法界の非常事態を告げ警鐘を鳴らす。自らの地位を守るため、ヴォルデモートの復活を認めたくない魔法省は、ホグワーツに魔法省の役人を送りこんだ。その名はドローレス・アンブリッジ。O.W.Lテストのための山のような宿題と、アンブリッジの鬼のような罰則、その上、不可解な頭痛がハリーを苦しめる―。小学中級より。
ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団: 下卷
ついに復活した闇の帝王―対決の恐ろしい記憶が悪夢となり、ハリーを苦しめる。しかし、夏休みでマグル(人間)界に戻ったハリーのもとには、魔法界のニュースが何一つ届かない。孤独、焦り、怒りでダドリーにけんかをふっかけたその時、突然辺りが暗くなり、冷たい空気の中、あのガラガラという息づかいが近づいて...。小学中級より。
15歳になったハリーは、蘇ったヴォルデモートとの新たな対決を迫られる。動き出した不死鳥の騎士団は果たして戦いに勝てるのか? 額の傷痕はますます激しく痛み、今までとは違うなにかを告げていた。夜な夜な夢にうなされるハリー。長い廊下、黒い扉。どうしても開かない扉。真実はその扉のむこうか? いよいよ真実が明かされる。
「闇の魔術に対する防衛術」の実技を教えてくれないアンブリッジに対抗して、ハリーが教師役を務めるダンブルドア軍団(通称DA)が結成された! DA仲間が心の支えになるが、ハリーの悪夢はますますひどくなる。自分の中にちがう誰かが住んでいるようだ。そんなハリーに「心を閉じるのじゃ」と言い残し、ダンブルドア校長が魔法魔術学校を去っていった。アンブリッジに嫌われた教師は解雇され、反抗的な生徒は退学していく。そんなホグワーツに、切り傷だらけのハグリッドが帰ってきた。